365日のシンプルライフに触発されて断舎離

365日のシンプルライフを見る

 連勤の合間の貴重な一日休みの前の夜。せっかくだからリフレッシュしようと思い立ち、気になっていた「365日のシンプルライフ」を見ました。物を減らしてシンプルに暮らしたら、幸せになりましたーみたいな、ハッピーな感じな映画を想像していましたが、結構低めのテンションで記録映画的な感じでした。内容としては、物を減らしてシンプルに暮らしたら、幸せになりましたーで間違いではないんですけどね。

自分が自分らしく過ごせるだけの物を持つ

 主人公は、自分の持ち物(家電や家具やカーテンも)をすべて倉庫に預けます。全裸の状態から、一日ごとに1つ倉庫から物を取り出していきます。全裸で深夜の道路を走り倉庫に駆け込み、1つ目に取り出したのはコートでした。パンツじゃないんだーと衝撃。でもそうですよね。パンツだと、どっちみち表に出れませんよね。

 物はあくまで小道具。死ぬときは何も持って行けない。映画に出てくるおばあちゃんの言葉です。 忘れてしまいがちなことですが、本当にその通りです

 死ななくても年を取れば、自分の家に住むことも困難になり、お気に入りの物や見慣れた景色から離れなくてはならなくなったり、自分の体さえ不自由になっていくでしょう。

 限りある人生を自分らしく生きていたいものです。

影響されやすい私。早速、断捨離を行う

 私は、非常に影響されやすい人間です。翌朝早速、断捨離を行うことにしました。

 映画では、自分の物をすべて(家具含め)大きな倉庫に預けていました。私の部屋(実家)では現実的ではありません。ですが、部屋を一度空っぽにするというのが大切な気がして、家具とカーテン、パソコン以外の物を部屋の外の廊下に搬出しました。本棚も、タンスの中身、雑貨の入った箱など、様々なものが積み重なりました。

 自分では物は少なめのほうだと思っていましたが、とんでもありません。物に囲まれて生活していました。

断捨離時に準備するべきもの水・退路の確保

 ここで、私は大きな失敗を犯しました。廊下いっぱいに、物を積み上げたために、部屋から出られない状態に。水分を準備すればよかったと激しく後悔しました。そしてもう一つの後悔がトイレ。部屋から出られないので当然トイレにも行けない訳です。何ということでしょう。人としての尊厳を保つためにも、スピーディな作業が必要です。

 一度廊下に出したものを、部屋に入れ必要なもの、そうではないものに分けていきます。必要なものだけピックアップするつもりで分別します。捨てかたがよくわからなくてめんどくさいとか、何の部品かわからなくて判断に困るものも必要ないものに分類します。回収→判断→分別を永遠と繰り返します。朝7時から始めていつの間にか15時。完全に無心でした。

断捨離したものの傾向

断捨離するなかである程度、私の部屋にある不用品の傾向がわかってきました。

人からもらった微妙に気に入っていないもの

 自分で買うものは十分吟味して買うので、全くいらないということはないのですが、人から頂いたもので好みに合うものは滅多にありません。しかも人から頂いたものですから、捨ててしまうのも粗末にしているようで罪悪感があります。そんなものがいくつも出てきました。

 好みに合わないものをもらったら、気持ちを頂戴して、物自体は早めに手放すことにしようと思います。

捨て方がわからないもの、不燃物

 古いパソコンや壊れたスマホなど微妙に処分に困る物たちが、いたるところからこまごま出てきました。あと不燃物ですね。燃えるゴミは出しやすいのですが、不燃物はちょっとめんどくさくなります。

 不燃物の袋を置いておいていっぱいになったら、出すようにしたら、ちょっとは改善するかなと思います。

断捨離できる状態の時に見たほうがいい映画

 今回、「365日のシンプルライフ」を見たことで始まった断捨離ですが、反省点もあって、連勤の中の1日休みに行ったことです。本来なら体を休めて次の仕事に備えるはずが、くたくたの状態で始まる仕事……。物を拾って置いてを繰り返していたから、足が久しぶりの筋肉痛です。

 2連休の前とか、仕事の落ち着いている時期とかに見たほうがいい映画だと思いました。