明日死ぬかもよ?を読む 自分を見つめなおしたい人にお勧め

 アマゾンで高評価が多かったので気になっていた本でした。いつものように図書館で借りようとしたら、アマゾンプライム得点で無料で読むことができました。予約数がすごく多かったので助かりました。

人生は限りあるものだと思い出す。  

 死を意識することって、そんなにありません。病院で働いていますから多くの人を見送りますが、それでも意識は希薄です。

 でも人間必ず死にます。私も死ななければなりません。どんなに大切なものともいつかお別れして、そのうち自分の体ともお別れするのです。

 そもそも、今生きている時間は、何をもってしても代えがたいものです。日常の忙しさの中で狭くなってしまった視界を、この本が広げてくれた気がします。

妄想を炸裂させて、理想の生活を考える。

 この本ではいくつものワークがありましたが、理想の生活のワークを考えるワークが楽しかったです。理想の生活を思うままに書き出してみるのです。理想なので、収入がーとか支出がーとか住んでいる場所がーとか一切なしで、妄想を炸裂させます。

 楽しくてワード1ページ分くらいになりましたが私の理想の生活を要約すると、

  映画の鎌倉物語みたいな家に住んで、ちょっとだけ働いて、思い立ったら期間を気にせず旅行して、夜は焚火して星を眺めるのが理想でした。

 贅沢なようなささやかなような……。

ほんの僅かでもかなえられそうな部分を探す。

 それでも今の生活ではかなえられていません。仕事は週5は行かないといけませんし、期間を決めても休み希望で却下されるので長期の旅行はできません。

 でもじっと、自分の理想を見つめてみるとわずかでも実現できそうなところもあります。夜に焚火して星を眺めるのは、キャンプ場とかならできそうですし、焚火しなければ、今晩見れます。旅行も長期は無理ですが、1泊2日くらいなら可能なはずです。

 こう考えると自分の理想の生活を見つめるだけでできることが増えるんですね。

 

間違いなく読んでよかったと思える本。

 このワークの他にも、いろいろなワークや筆者の話があって、どれも自分の人生を見つめるのに大切なことばかりでした。

 私は節約生活をしていますので、今を我慢しがちです。でもそればっかりだと何のために生きているのかわからなくなってしまいます。節約をしつつも、今を大切にして、お金を使うところは使っていきたいと思います。