引っ越し大名という映画を見ました。以前、超高速参勤交代を見て面白かったので、時代物つながりで見た見ました。
引っ越し奉行に任命される気弱な主人公
主人公の片桐は引きこもりの本の虫。引きこもりすぎてカタツムリとあだ名をつけられています。
その片桐が無茶すぎて誰もやりたがらなかった藩の国替え奉行に任命されます。
片桐は始め書庫から出るだけで大騒ぎする残念なやつなのですが、何事にも誠実に向き合う人です。片桐が誠実に人に向き合い続けた結果多くの人が引っ越しに協力してくれます。
片桐もはじめはかなり危ない奴感があるのですが、だんだん成長してちゃんとした人間になってきます。
いまいち信用できない親友に、上司に殿。
なんとなく片桐以外の人間が信用できないようなきがしました。片桐が失敗して切腹しようとしたときに、介錯しようとする親友に、やたら罵声をとばす上司、国替えの原因を作った殿。前任の引っ越し奉行は、大変な引っ越し上手だったにもかかわらず、手柄は上司に取られっぱなし。前任の引っ越し奉行の娘は貧しい粗末な生活を送っています。
藩全体として、いい加減というか、信用ならない感じがあるのです。
そんな中で、誠実に人と向き合う片桐がより信頼できるように見えたのかもしれません。
十数年の約束を果たす
国替えで石高が下がったことで片桐は、何人もの藩士を首にしないといけなくなりました。その時に、再び引っ越しして石高が上がったら、藩に戻れるようにするという約束をします。
十数年後の後に、その約束通り藩士たちを藩に戻すのです。
これは、とても感動しました。
けど、国替えの原因を作った殿が家臣をねぎらうから、もやっとした感じが残ります。そういうものかもしれませんが。
まとめ
感動要素もあり、最終的に丸く収まった感じもあり、良い映画だったかなーと思います。
気軽に外に出れない昨今、映画を見るのはいい気分転換になります。これからも面白い映画を探していきたいと思います。