ビーズクッションの惨事

 数年前に大きめのビーズクッションを買いました。体にフィットしてくれてとっても使いやすそうと思ったんです。

 でも、実際に使ってみるといまいち使い勝手がよくありません。床を占領して掃除がしにくいし、掃除するときに置く場所もないし。そんなわけで長くクローゼットの奥にしまっていました。

 取っておいても仕方ないし、一思いに処分することにしました。

 指定ごみ袋に入らなかったので、2つに分けて出そうと思ったのが惨事の始まりでした。

ビーズが飛び散る

 フローリングでビーズの分割作業を始めました。外のカバーから出して、内側のカバーにはさみで切れ込みを入れてビーズをごみ袋に出します。

 ビーズを出してみて初めて気が付きましたが、予想以上にビーズが小さいんです。小さいだろうなーと思っていた100倍の小ささで、「あ、やべっ」と自分の浅はかさに気が付きましたが、すでに引き返せない状態でした。

 とにかくビーズが小さくて、風に乗って飛んでいくくらい軽いんです。もう部屋中ビーズまみれです。さらに静電気で全身にビーズがくっつくので、ちょっとした移動もままならなくなります。服も手足もビーズまみれです。

 とりあえず、ホウキと塵取りで集められる分のビーズを集めてゴミ袋に入れて~というのを一時間くらい繰り返しました。

コロコロ最強

 ある程度までゴミ袋にビーズを納めたらあとはコロコロで処理しました。掃除機だと排気で部屋船体にビーズ舞ってしまいそうだったので、掃除機は使わずにひたすらコロコロしていきました。コロコロのいいところは、静電気に負けずにくっついてくれることですね。ゴミ袋の中でもちゃんと収まってくれているし…。

 これも1時間蔵続けて、ようやく床の粒が無くなりました。

 とはいえ、まだ隠れている部分もあるでしょうし。まだしばらくはコロコロが活躍してくれそうです。

教訓:ビーズクッションは切ってはいけない

 もしも時間を戻せるのなら、ビーズクッションを切らずにゴミ処理場に持ち込んだと思います。まさかこんなことになるとは思いもしませんでした。

 多分もうビーズクッションは買わないかな。

 貴重な休日を無駄にしてしまいました。