痔の手術当日のこと

大腸検査から3時間後が手術でした。病室で待っていましたが外来の患者さんの処置が押しているということで予定より時間くらい遅く始まりました。

手術台へ

 手術台の上に座った状態で腰椎麻酔をされます。腰椎麻酔って激痛がしそうだなと身構えていました。腰椎麻酔って背骨の間から針を刺して麻酔をいれるんです。考えただけもいたそうな手技です。でも実際は大したことありませんでした。腰椎麻酔前に簡易な麻酔をされてるのかなーと思ったらそれが腰椎麻酔でした。麻酔をしたお医者さんが上手だったのかも。

 腰椎麻酔されたら、じんわりとお尻に暖かい感じがしだしてだんだんと足の方まで暖かさが広がっていきます。

 その体制で婦人科の診察台を裏返したような診察台で固定されます。そしてお尻のお肉をガッツリ開かれてごっついテープみたいなので固定されます。

 超恥ずかしい姿勢です。

 絶対に人には見せられません。

 一応、手術中はお尻だけ穴の空いたシーツを被せられるのでちょっとだけ恥ずかしさがましになりました。恥ずかしさ対策ではないんですけどありがたかったです。

いざ手術

 腰椎麻酔なので腰から下は全く動かないし、痛みも全然ありません。何となく圧力だけは感じるので「今めっちゃ押されている気がする」位

 痛くないとは聞いていましたが、本当に全く痛くありませんでした。

 血圧計とか血中酸素濃度を測る機械はついていますが、上半身は普通に動きます。手術室の時計も見えます。

 意識もはっきりしてるんです。だから自分のお尻の方から、ガチャガチャギーギーと激しい音がしているのもはっきり聞こえます。「今いったい何をされているの!?」とか思っていたら、焦げた匂いがしだしたり・・・。

痔の部分が焼かれているのかしら。自分のお尻の肉が焼ける匂いを嗅ぐなんて、なんとも言えない気持ちです。

 実際に手術の様子が見えなくてよかったなーと思います。見えてたら、「やめて!」って言っちゃうかも。

 手術は30分程度で無事に終了しました。

手術後、いよいよ痛みとの戦い

 手術が終わっても腰椎麻酔が効いているので下半身は動きません。下半身の重みは感じるんですけど、自分の下半身じゃないみたい。看護師さんにパンツとスボンをはかせてもらい(これもすごく恥ずかしい)、お尻にでっかいガーゼを当てられて、ストレッチャーで部屋に戻ります。

 この段階でも全く痛みはありません。

 足は全く動かないし、腰椎麻酔のあとなので頭を動かさないように指示されていたので、寝ていることしかできません。 

 家族に「手術終わった」ラインを送って、あとはユーチューブを聞いたり、音楽を聞いて過ごしました。

 暇だったので足がいつ動くのかチャレンジをしていましたが、手術から5時間くらいして膝をなんとか立てれるくらいになりました。

 看護師さんが時間おきに検温と出血の確認をしてくれます。

 うとうとしたりしていて痛みに気づいたのは、手術後7~8時間後でした。いつもならちょうど寝る時間。この頃からお尻の痛みがで出しました。かなり強い痛みです。お尻がズキンズキンと激しく痛みます。腰椎麻酔の効果が切れたようです。ここからは痛みとの戦いでした。

とりあえず眠れなさそうだったので痛み止めをもらって飲みました。痛み止めを飲んだあとは、寝ることができました。そこから4時間後に再びお尻の激痛。痛み止を飲みました。痛み止めを飲めば寝れますが、飲まない状態だと痛みが気になってとても寝るどころではありません。こんなのがずっと続くのかしら・・・手術何てするんじゃなかったーなんて後悔したりしていました。

 考えたら当然です。痔の時もかなり痛かったのに、傷口ごと切り取っているんですもの、そりゃあ痛くないわけがないんです。

 でも、痛みがマックスの時ってなかなかそんな風に思えないんですよねー。

 たぶん痛み的には、一番の山場だと思います。