楽しいことは後回しにしないこと

 子供の頃、好きなものは最後まで残しておくタイプでした。最後に楽しいことがある方が、苦手なものを頑張る糧になるような気がしていたからです。

 ある程度の年齢になって、感じ方が変わってきた様です。

 年を取ってからは好きなものを後に取っておくことはなくなりました。我慢してとっておくというのが、もったいない気がしてきたからです。お腹がペコペコな最高に美味しい一口目のタイミングを逃してしまっているような気がしてしまうのです。それに、無限に食べられません。

 最近は他の事もそれと同じようにし始めました。

 楽しいことを「後の楽しみ」にとっておくのも控えています。好きな小説の新刊を買うのも、体験版が面白かったゲームも、後の楽しみにとっておくと楽しさが薄れてしまう気がします。本やゲームの楽しさ自体は変化しないはずですが、自分の「楽しみー」という気持ちも一緒に本やゲームを楽しむ要素の一つであるようです。

あとの楽しみより今の楽しみ

 あとの楽しみよりも、今楽しそうと思ったことをする方が、余計に楽しい気持ちを味わえるような気がします。自分の気持ちをないがしろにしても、誰からも文句を言われません。なのでついつい後回しにしがちですけど、時には意識して自分のワガママを聞いてあげるのもいいかもしれません。