この間、親子喧嘩をしました。まぁしょうもないもない内容ではあるんです。親がテレビの愚痴を私に言うので、やめてっていったら喧嘩になったのです。本当にしょうもない話です。でも本人たちは、本気です。もう実家を出ようか考えるレベルの悩みなのです。
家の悩みを職場の先輩に打ち明ける
私は人に相談したり悩みを相談したりするのが苦手です。
ですが、今回は思い立って、職場の先輩に相談してみました。それというのも人に話すことで悩みが「重大な悩み」から「世の中の一般的な良くある悩み」にランクダウンするような気がしたからです。
でも、親子喧嘩なんて人に言っても嫌な感じに思われないかしら。どういう風に返事が帰ってくるだろう……。だいぶヘタレなので先輩の反応が気になってしまいます。
ドキドキしながらちょうど近くにいた先輩(60代の女性)に言って見ることに。
重い感じにならないように明るく、明るく……。
チシロ「この間、お母さんと喧嘩したんですよー」
先輩「あらーどうしてー」
チシロ「お母さんがテレビへの愚痴を私に言うんで、言わないでっていったら喧嘩になりました」
先輩「そりゃ、いかんねー!ハハハ!」
明るく悩みを吹き飛ばしていただきました。
解決策が出たわけではないし、母とは仲直りしていないけど、なぜかほっとして心が軽くなりました。
先輩もきっと、海千山千を越えてきたんだろうなーと思ってみたり。きっと私の考えつかないようなあれやこれやを乗り越えてきてるんだろうなー。
悩みの根本は消えないけれど
人に相談してみても、たぶん悩みって消えません。でも、悩みが消えなくっても心が軽くなったならそれでいいんじゃないかな。そう思えるようになりました。
人に話してみて思ったのは、どんな悩みだって大体良くある悩みなんだなということです。特殊な悩みなんて滅多にないし、大きな悩みだと思っているのは本人だけです。
前は悩みを解決するには自分が何かしら行動しないといけないと思っていましたが、今は悩みの種をなんとなく放置しておくという方法も覚えました。何でも自分が動かないと物事が変わらない訳ではなくて、回り全体から変わっていくこともあるのです。自分で対応できる事は対応して、手に負えないことはただただ放置するのです。
悩みをその時解決できなくても、穏やかに過ごせればそれでいいのかもしれません。放置しているうちにうまいこと転べばラッキーです。
勇気をもって人に弱みを見せる
話し出すまでは勇気がいりますが、話してしまえば案外すんなりと受け入れてもらえて、話してみてよかったなーと思いました。
なんとなく、こんなこと言ったらおかしいんじゃないかと思いがちですが、みんなそれぞれに悩みがあるのです。自分のが抱えている悩みだって他の人からしたら、良くある悩みの一つなのかもしれません。
母とは関係なく私は親戚と仲が悪いのですが、そのことも、
「私親戚と仲悪いんですよー、ハハハ」
って言ってみると半分くらいの人が一瞬考えて
「うちもなのよー」
って返してきます。
やっぱり、みんなそれぞれ大変なんだなーと思ってみたり。
自分だけじゃないと思うのがいいのかもしれません。