エアコンのリモコンが壊れた話

今年の夏、一番困ったことは、居間のエアコンのリモコンが壊れたこと。

リモコン力尽きる

 7月末のある暑い日、エアコンをつけるが、つかない。というか、リモコンの液晶画面に何も映らない。あら、電池切れですか、単三電池をごそごそと出してきて、交換する。…うん、動かないね。古い電池を入れたのかしら。再度交換……動きませんね。はい。

 いつだって、エアコンをボタン押すと、速やかに涼しいさわやかな風がリビングを吹き抜けるはずがピクリともしない。え、うそやん。これまで100%絶対動いてきたでしょ。ちょっと、現実を受け入れることができません。でもとにかくどうにかしないといけない。それも速やかに。暑いからね。命がけです。

 エアコン本体を見てみるけれどボタンはついていません。どうやらテレビみたいに本体では操作できない様子。ということはリモコンがないと、あれはただの機械の塊。というか、壊れているのはリモコンだけなのかしら、ひょっとすると本体まで壊れているなんてことになったら……。

別の部屋のリモコンで動いた!

 幸い別の部屋に、ダイキンのエアコンがあるので、それに出張してもらうことに。

 ボタンをぽちっと押すと、ピッと明るい音。あら、涼しいさわやかな風が吹くではありませんか。ああ、ありがとう。私とエアコンとの関係は今までと変わりなかった。変わったのは私とリモコンとの関係だったのね。

 それから新しいリモコンが来るまでの3週間、生き残りのリモコンがあっちとこっちと、ワールドワイドな活躍を見せてくれました。リモコンの相互性がなかったら今年の夏は越えられなかったかもしれない。もしも、エアコン本体が壊れたら、どうなることやら。

エアコンの死≒自分の死 になりそうな暑さです。