ある 脅迫

 昔の映画を見てみました。日本の白黒映画です。白黒 だからどうかなと思っていたんですが結構面白かったです。時間も1時間程度で短いし、ちょっと見てみるのにおすすめです。

すごく嫌な 支店長

物語に わかりやすく すごく嫌な 支店長が出てきます。ちょうど私の上司も結構 嫌な奴なので うわー こいつ嫌なやつっていう気持ちで見ているので気の弱い男の人に感情移入してみてしまいました。どうやったって 支店長を嫌いになってしまいます。それで気の弱い人の応援をするような気持ちで見ていたのですが、実は怖いのはその気の弱い人が ばっちり 支店長に復讐するためにいろいろやってきたというのが怖いところです。ふんわり 復讐できたらいいな ぐらいじゃなくて結構がっつり 不正の証拠を集めたり 人を使って 支店長を脅したりとアクティブに行動してます。最後に栄転になった 支店長について電車に乗っているシーンはすごく ゾワゾワしました。完全にやりすぎている感というか 狂気を感じます。追い詰めるぐらいまでのところでやめておけば ただ単なる ざまぁ の作品でいいんでしょうけどそこまで言ってしまうと 正直 ちょっと引くというか 感情移入できない面があったりします。脅迫の話としてはいいんでしょうけどね。最終的に誰も満足した人がいないっていうあたりが何とも言えません。単純な ハッピーエンドで気持ちよく終わらせてくれない あたりに昔の映画の 独特 さを感じます。昔の映画は 気持ちよく終わってはいけないルールみたいなのがあるんでしょうか あまり スカッと終わってくれない気がします。

気持ちがあっちに行ったりこっちに行ったり忙しい 1時間でした。割と上司に腹が立っている時に見ると おすすめの映画だと思います。