まんがでわかる 年収200万円からの貯金生活宣言を読む

まんが形式で読みやすく、節約を教えてくれる本

 本当に貯金できない人や、家計がぎりぎりで回っていない人向けの本という感じでした。まんがが入っている分、読みやすいけど内容があっさりしていて薄く感じます。

まんがでわかる 年収200万円からの貯金生活宣言

 まんが形式で進んでいくので、 特に筆者が実際に行っている感がないのでそう感じるのかもしれません。

  •  自分の軸を持つ
  •  消費、浪費、投資に分けて考える

このあたりは、勉強になりました。やっぱり節約を継続していくためには、人に流されないことが大切だと思います。

自分へのご褒美は無駄遣いかも

 主人公のOLの子は、初め自分へのご褒美で1000円ランチやカフェで飲み物を買ったりしていましたが、これは私もすごく身に覚えがあります。頑張ったら自分にご褒美をあげて、一度あげたら、また今回も~と習慣になっていきます。そして習慣になったら、ご褒美の幸せ感も薄れていきます。

 「自分へのご褒美」って、考えてみればすごく便利な言葉ですよね。頑張っていることを言い訳に無駄遣いができてしまいます。だいたい、世の中を生きている人は頑張って生きているのだから、誰だって無駄遣いする理由があることになります。

 頑張って生きている人に無駄遣いをさせる、とても恐ろしい言葉です。

 私の場合、夜勤明けのハンバーガーが「自分へのご褒美」にあたりました(笑)今思えば、ハンバーガーを心底食べたかったわけではなくて、お金を使うことが目的だったような気がします。そこまでハンバーガー大好きでもありませんし、家に軽く食べれるものだってありました。

 夜勤をしなくなった今は、めったにハンバーガーを食べることはありません。

 今思えば、もったいない出費だったなーと思いますけど、その時には気づくことができませんでした。夜勤をしていた分、収入も(今よりは)多かったですし、無頓着にお金を使っていました。月に4~5千円使っていたと思います。

本当に欲しいものを買う

 欲しい物を買うのは良いと思います。ただ、自分へのご褒美では無くても、欲しいから買った、でいいのではないでしょうか。自分へのご褒美では本当に欲しくないものを買ってしまうかもしれません。

 絶対欲しいわけじゃない物にお金を使ってしまって、本当に欲しいものを買う時、我慢していたら人生もったいないです。

 欲しくもないものを、欲しいと思ってしまうのは、世の中のありとあらゆる所にCMが出ているからです。これがあったら便利ですよ~幸せになれますよ~と、ネットやテレビや雑誌や、道端の看板が私たちの欲しい物を増やそうとしているのです。 CMに囲まれているんだなーお金を使わせようとする情報がいっぱいあるなーと意識して生活していく必要があります。