僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか を読む

 タイトルにひかれて図書館で借りました。働き方って難しいと思います。どんな働き方が自分には合っているのか。今の生活と労働のバランスや将来への不安もあります。私の中に不安があるから、この本に惹かれたのだと思います。

働き方を資本主義社会という点から考える

 働き方について考えるときに、うちの会社は~と会社に不満をいだきがちです。でもこの本によると、そもそも資本主義社会とは労働者をぎりぎりまで働かせて利益を得ることで成り立っているそうです。

 つまり資本主義社会で労働者である限り、ぎりぎりまで働き続けなければならない運命であるわけです。

 恐ろしい話です。

 今まで、勤め先が~とか地域的に~とか考えたことはありましたは、資本主義社会が問題の根幹にあったなんて考えたこともありませんでした。この本を読んでみると、なるほどと思うことが多かったです。

 私たちがもらう給料は、明日も問題なく働くために必要な金額なのだとか。

 つまり、普通に働いて給料をもらって、普通に使っていたら余分なお金は残らないから、ずっとぎりぎりまで働き続けなければいけないわけです。

 いつまでもぎりぎりまで働き続けたくなかったら、将来に向けて資産を積み上げていく必要があるそうです。

 ただ具体的に何が試算に当たるのかは、この本ではよくわかりませんでした。

 日常生活だったら、家事を改善するとか積み上げ方がわかるのですが、勤め先や社会でとなると、何をどうやったら積み上げになるのか今は思いつきません。

今まで知らなかった概念に触れる。

 この本には私が知らなかった概念が詰まっていて、読みながらお金や給料の概念が揺らぎました。なかなか、この本と同じ考え方に慣れたわけではないですが、自分かこれまで思ったことのないようなことを教えてくれたいい本だったと思います。何年かして忘れたころにもう一度読み直したい本です。