私は、仕事の日は必ず車で仮眠をとっています。昼食後に15分だけでも足を延ばして仮眠をとると、午後の眠気がなくて快適なのです。
ただし、車はパレットで車中泊に快適なサイズではありません。本当はエブリイバンなどが広くて良いそうですが、わずかな仮眠の時間のためだけに車を買い替える気にはなりません。(今の車が壊れたら考えますが)
現在は、助手席と後部座席を倒し、座布団3枚と薄めのエアマットをひくことで、一応フラットで足を延ばして休めますが、座席の微妙なデコボコがすごく気になります。短時間の仮眠なら問題ないですが、ちょっと時間が長くなると腰が痛くなってしまいます。
そんなわけでパレットで快適に寝れるように、すのこベット(?)を自作しました。
普段使い優先で簡単でほどほど快適なベットが欲しい
- 私のパレットは普段使い用で、車中泊は滅多にしない。
- 人を乗せることは少ないですが、助手席くらいはすぐに人を乗せれる状態にしておきたい。
- 5000円以内で作りたい
この条件の下で、すのこベットを作っていきたいと思います。
設計メモを描く
手書きの上に、物差しも使っていませんが、こんな感じでつくろうかなーというメモですね。
隅々まで車内をメジャーで測定しました。
変形しているのは、タイヤ部分の出っ張りがあるのでそれを避けるためです。助手席と助手席の後ろを倒してスペースを確保する予定です。
すのこベッドの全長は140cm。
私の身長は155cmなので15cmはみ出ますが、すのこベッドの全長が140㎝を超えると、助手席を起こせなくなってしまいます。
ベットからはみ出るのは、首から頭だけの予定です。このすのこベッドに座布団とエアマットをひいて、寝るときはさらに枕を使うのでそれほど問題ないはずです。
木材を買う
使用する木材は1×4です。選んだ理由は何といっても価格です。長さ182㎝で、1本たったの303円でした。DIYの味方ですね。
1×4を7本購入して、さらにお店でカットしてもらいます。1カット20円で切ってもらえます。あらかじめの予定を立てておくのはこのカットのためです。
設置前の状態
右に買ってきた木材をなんとなーく並べてみています。奥側が頭で手前が足が来る予定です。
木材の他に釘とやすりを数枚購入しました。
早速、家に持ちかえって作業を始めます。
作業開始

自宅の庭ですのこの形を作りテープで仮止めしました。そして下穴をドライバーで開けて釘を打っていきます。
何本か打ち付けたところで、ちゃんと車内に収まるか確認

入らない。
なぜか全く収まりません。おかしい。さっきまでは収まっていたのに。しかしどうやっても収まらないので仕方なく、いったん外に出して釘を外します。

いろいろ考えましたが、最終的にめんどくさくなり車内で組み立てることに(笑)
微妙に角度をつけたりしながら組み立て
一応、組みあがった形になりました

なんだか、すごくガタガタしています。まぁ寝れればそれでいいんですけども、ちょっと気になります。

助手席の後ろは1本飛び出す形になってしまいました。同じ長さで切ってもらった、ほかの木材は収まっているのに不思議です。
一度組み終わったものを外に出して、飛び出した部分をのこぎりでカットしました。最後に木のささくれをやすりで滑らかにしておきます。
だいぶ力業感がありますが、一応収まりました。
寝れればいいんです。寝れれば。
寝心地最高
早速座布団を2枚とエアマットを敷いて寝てみます。
……。
最高!
今まで腰のあたりに座布団をもう一枚当てていましたが、それも不要です。すごくフラット。幅が狭いのは相変わらずですが、座布団越しに伝わってきていたガタガタ感がまったくありません。
パレットは助手席まで倒せば、割とフラットな環境になると思っていましたが、車の座席を倒しただけのフラットと、木材で底を作ってのフラットだと雲泥の差がありました。たぶん、複数のすのこを使ってフラットの状態を作ったとしても、多少のガタガタ感が出てしまっていたと思います。わざわざすのこを自作した甲斐がありました。
ちなみに、すのこに覆われていない首から頭については想定通り、枕をしているので全く気になりません。
これで助手席も、起こして使用することが可能です。
ちなみに今回のすのこベッドにかかった費用は
- 1×4 7本 2121円
- カット代 80円
- 釘 429円
- 紙やすり 数枚 101円
計2731円でした。
まとめ
数時間で作ることができて、お金もさほどかからずとても満足しました。すのこがちゃんと収まるとよかったのですが、それもいい思い出ということで。
すのこベットを作ったことで、休憩の質も上がった気がします。毎日の事ですので作った買いがありました。