定年後、お金で泣く人笑う人を読んでみた。老後不安の強い人にお勧め。

 以前読んだ本、図解最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!の解説者の山崎元さんの本を図書館で見つけたので借りてみました。今回は予約していませんでしたが、こういう偶然的な出会いっていいですね。

安定の読みやすさ

 山崎元さんの本は、前読んだ本もびっくりするくらい読みやすかったのですが、この本もすごく読みやすかったです。

 50代の夫婦が山崎さんにアドバイスをもらう会話形式で話が進みますし、非常に簡単に書かれています。

 老後のお金を考える、なんてとんでもなく難しいことだろうと思ってしまいますが、山崎元さんの本を読むとなんだかあっさり解決してしまう気がします。

老後資金を360で考える。

 山崎元さんによると、65歳で定年して95歳まで生きるとして30年。月に直すと360か月。つまり、

 360万円あれば、老後に毎月使えるお金が月1万円増える。

だそうです。

すごく簡単な気がします。

 私の年金の試算11万円でしたので360万円あれば、それに毎月一万円を足して12万円にできるわけです。さすがに95歳を超えてまで心配することはないでしょう。90代にもなると、遊ぶ体力もないですし、食べ物もそれほど食べれません。きっとお金もあまりつかなわくなると思います。

超具体的に老後を考える。

 老後2000万円問題などが取り上げられていますが、2000万円ってとてつもなく大きな金額です。あまりにぼんやりしていて、具体的にどうしたらいいのかわからないのが正直なところです。

 この本を読むと、お金に関して大きな失敗を避けることができますし、すごく具体的に老後資金のイメージができます。

 こういった老後のお金の情報はやたら不安をあおるものも多い印象ですが、この本を読むと、老後のお金の不安が減ってくれます。