幸せとお金の経済学を読んだ。幸せ感の高いお金の使い方。

最近は、満足感の高いお金の使い方に興味があります。

使える金額はある程度決まっているなかで、どうすれば満足感を高めることができるんでしょう。

ということで、幸せとお金の経済学という本を読みました。

地位財?非地位財? 

幸せとお金の経済学には、地位材、非非地位材という考え方が出てきます。

地位財社会的地位、家、車、教育費
(周囲との比較によって満足度を得る)
非地位財健康、レジャー、労働環境、安全、保健、貯蓄、自由
(他人が持っているか否かに関係なく、それ自体に価値を見出せるもの、安心安全な生活に必要なもの)

地位財は周囲との比較で満足度を得るものなので、周囲のレベルが上がれば満足度を得られなくなるそうです。

それに対して、非地位財から得られる幸せは長続きするそうです。

この本によると、私たちは地位財にお金を使いすぎていて、非地位財ににお金を使うことで、もっと健康に幸せになれるそうです。

私が失敗した地位財

 私にとっての地位財ってなんだろう、と考えて思い出したのは数年前に買った革靴。

 なんでもその革靴は、職人の方が手作りされているらしく、革靴とは思えないくらい歩きやすくて、いい商品だそう。いい商品なのかー。靴は大切っていうしなー。

 珍しく欲しくなって1万円程度で買いました。普段、あまり良いものを身の回りで使っていないので、履き始めたころはちょっとだけおしゃれな人になったようで気分がよかったです。

 ただ、実際に革靴を使ってみるとわかったのですが、私の普段使いにはいまいち向きません。お手入れも必要だし、雨の日は使えません。

 その1足目がダメになって新しい靴を買い替える時、スニーカーを買うか、革靴を買うかとなった時に、革靴を買いました。いや、本当はスニーカーの方が動きやすくて楽だし、丈夫なのはわかっていたんです。結局買いなおした革靴も、いまいち使い勝手が悪くて段々履かなくなりました。今は靴箱に眠っています。

 私の場合、靴が合わなくなって、離れることができました。靴が合わなくてかえって良かったのかもしれません。

私にとっての非地位財って

 最近買ったもので、非地位財に当たるのは、ワークマンで買った温かいズボンが思い当たります。他人が持っているかに関係なく、確実に私を寒さから守ってくれています。人と比べての幸せは得られませんが、安心安全な生活にお金を使ったおかげで、寒い思いをせずに過ごすことができています。

買いたいものは地位財か、非地位財か考える

 地位財が悪いと言うことではありませんが、使えるお金は限られています。

 同じ金額でもより満足できることに重点を置いていきたいと思っています。特に、安心安全な生活、という部分はとても大切なことのような気がしました。

 私は欲しいものリストを作っていますが、より満足度の高い非地位財から購入していくようにしようと思います。